古老によれば、この建物は古いがかつては二階がダンスホールで若い人々の斜坑社交する場だったという。
当地ではないが昭和初期にtokyoでwikipdiaにのるような事件もおきている。その時代なら御金と時間がある裕福なわかいひとでないとそういうところには行けなかっただろう。
そこまではいかなくても、昭和２０−３０年代前半にはダンスホールは若い人々が集まる場所となっており、新聞を見るとダンスホール周辺での小バトルの記事が散見される。ただ、この場所周辺で何か起きたという記事はまだ知らない。
そこまではいかなくても、わかいおねえちゃんをあらそう青いイナズマがこの場所で飛んだことは容易に想像できる。故老に聴くところのあのころの若い衆がその気になったときの気合は激しく、あちこちでだんぱでなんぱが行われていたようだ。
戦後は町のあちこちにこうしたホールがあったというが、その所在についてははっきりしないことが多い。大牟田産業科学大博覧会前年の地図を見ると、この場は「キャバレーさくら」と記されている。既にダンスホールではなかったようだ。
最近クラブ（昭和時代のそれじゃないほう）でいろいろもめるのはそうしたバトルの延長線があそんこのなかにあるのかもしれない。
尾崎豊の初期の曲にもダンスホールというのがあるのも思い出される。現在は、そんな雰囲気とはまったく関係がない（むしろ正反対か）であろう大牟田民主商工会として使われている。
2013年9月撮影。
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